理事長挨拶

村田 武(むらた たけし)

NPO法人食農研センターのリニューアル発足にあたり、理事長就任を要請されました。愛媛県松山市に在住し、伊方原発をとめる会の共同代表として、中央構造線活断層直下型の地震が発生すれば過酷事故を免れず、危険極まりない原発を何とか止めようと頑張っています。そして、原発に依存せず、再生可能エネルギー事業で地域経済社会の活性化の道を探ろうと、NPO法人自然エネルギー愛媛を立ち上げました。NPO法人食農研センターでは発足当初から副理事長としてフェアトレード部門を担当し、ブラジルの有機「イワンさんのコーヒー」の普及をすすめてきました。新たな食農研センターでは、愛媛県食健連(国民の食料と健康を守る愛媛県連絡会)会長や、生消研(食糧の生産と消費を結ぶ研究会)幹事の経験を活かし、幅広い運動を支えたいと思います。もっかの私のめざすところは、評論家の内橋克人さんが提唱されているフェック自給圏、すなわち「F(Food)E(Energy)C(Care)自給圏」の設立をめざす運動に積極的に関わり、貢献しませんか、「食とエネルギーの産直の時代」が到来しているなか、農産物の生産に再生可能エンルギーの生産をドッキングさせてみませんかということです。

〔経 歴〕

1942(昭和17)年福岡県北九州市(小倉)生まれ

1966(昭和41)年 京都大学経済学部卒

1969(昭和44)年 同大学大学院経済学研究科博士課程中退

同   大阪外国語大学(ドイツ語学科)助手、その後講師・助教授を経て

1981(昭和56)年 金沢大学経済学部助教授、その後教授

1998(平成10)九州大学農学部教授

2005(平成17)年 愛媛大学農学部教授、2008(平成20)年定年退職、

その後、愛媛大学特命教授、愛媛大学客員教授を経て、

現在は愛媛大学アカデミックアドバイザー

金沢大学名誉教授・九州大学名誉教授

京都大学博士(経済学)・北海道大学博士(農学)

 

〔著 書〕

食料主権のグランドデザイン(農文協)編著、2011年

脱原発・再生可能エネルギーとふるさと再生(筑波書房)渡邉信夫と共編、2012年

ドイツ農業と「エネルギー転換」(筑波書房ブックレット),2013年

家族農業が世界の未来を拓く(農文協)共訳、2014年

日本農業の危機と再生・地域再生の希望は食とエネルギーの産直に(かもがわ出版)、2015年

現代ドイツの家族農業経営(筑波書房)、2016年

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