日々の食=お弁当を通しての消費者の意識改革-フェアビンデンの歩み②-

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食育の手段としてはいろいろありますが、フェアビンデンでは毎日「都会の消費者の」「多様な世代に」食の大切さを実感してもらうには、お弁当を通じて「食の生の情報」に触れて、体験してもらうことが、一番と考えました。お弁当は食と農を守るという理念に沿ったもので、国産食材95%以上使用しております。使われている肉類は抗生物質を使わない飼料で育てられた牛や鶏で、野菜は減農薬や有機栽培の規格が多いです。マヨネーズや醤油などの調味料も安全性の高いもので、勿論ごはんや主菜はすべて手作りを基本としております。

そもそもフェアビンデンという名前は、ドイツ語で「結ぶ」という意味です。これは、フェアビンデンの理念の一つである「生産者と消費者を結ぶコーディネーターの役割を果たす」ということから、名付けられました。現代の流通の発展により、利便性を引き換えに、畑と消費者の台所の距離が離れたと我々は見解しております。

消費者が食に関して無知・無関心になってしまい、また生産者サイドも規格通りの品物をつくってさえいれば、あとは農協や大口契約顧客がどこかで売ってきてくれる状態が長く続き、消費者を見ないで生産するようになってしまいました。そのひずみが近年の食品偽造問題のような形で現れているのではないでしょうか。

フェアビンデンは、生産者と消費者が交流する機会を積極的に作り出すことにより「消費者に対しては商品だけでなく、生産者の想いや苦労を届ける」「生産者に対しては、消費者の求めるものが何なのかを届ける」ことを目的としているのです。

これを地域資源の活用の観点から見ると、地方の資源と都会の資源(多数の消費者や若い母親)をお弁当を通じて結び付け、ビジネス及び運動としてうまく成功させた例ともいえるのかもしれません。

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